泌尿器科

慢性膀胱炎

痛みがないからといって膀胱炎ではないとは限りません。頻尿や下腹部違和感など、あるいはおしっこが漏れるなどの症状で尿検査してみると実は慢性膀胱炎だったということはよくあります。放置しておくと尿失禁がひどくなったり、おしっこがでなくなったり、腎臓へ菌がまわって腎盂腎炎になったりなど重症化します。当院では、尿検査はもちろん、超音波検査や尿の勢いを測定したり、膀胱造影を行ったりして膀胱の予備機能も含め診断しております。尿の悩み、お気軽にご相談ください。

尿失禁

おしっこが漏れるというのは人には相談しにくいものです。特に量が少ないともう少し様子をみようと思っているかたが多いかもしれません。また、歳のせいとあきらめている人もいるでしょう。しかし、今はお薬も副作用の少ない良いものがでています。また、軽ければ漢方薬で改善しますし、薬を飲まなくとも失禁体操で良くなる場合もあります。検査も尿検査や尿の勢いを測ったり、超音波で腹部を検査する程度で簡単にすみます。ただ悪化すると治癒困難になったり、詳しい検査が必要になったりします。おはやめに受診して下さい。

過活動膀胱

尿失禁の代表的疾患に過活動膀胱があります。
過活動膀胱、聞きなれない病名ですね。尿意切迫感(おしっこを我慢できない)、頻尿(おしっこの回数が多い)、また、おしっこが我慢できずに漏らしてしまうなどの症状があるものうち、感染症(膀胱炎)や排尿障害、腹圧性尿失禁などを除外したものをいいます。最近の調査で、日本の40歳以上の女性の10人に1人が過活動膀胱の症状をもっていることがわかりました。当院では最近でた新薬をはじめ、漢方薬や失禁体操なども取り入れ治療いたします。まずは自分の状態を下記の問診票で自分の状態を確かめ御来院ください。また、軽症の方は骨盤体操もご活用ください。

なお当院では過活動膀胱における新薬の臨床試験を行っております。
少額の御協力費も出ますので、もしご希望があれば来院の際、お申し出ください。

過活動膀胱症状質問票

質問 症状 点数 頻度
1 朝起きた時から寝る時までに、
何回くらい尿をしましたか
0 7回以下
1 8〜14回
2 15回以上
2 夜寝てから朝起きるまでに、
何回くらい尿をするために起きましたか
0 0回
1 1回
2 2回
3 3回以上
3 急に尿がしたくなり、
がまんが難しいことがありましたか
0 無し
1 週に1回より少ない
2 週に1回以上
3 1日1回くらい
4 1日2〜4回
5 1日5回以上
4 急に尿がしたくなり、
がまんできずに尿をもらすことが
ありましたか
0 無し
1 週に1回より少ない
2 週に1回以上
3 1日1回くらい
4 1日2〜4回
5 1日5回以上
  0〜5点…軽症 / 6〜11点…中等症 /
12〜15点…重傷
合計点数

骨盤底筋体操の基本

からだの余分な力を抜きます 肛門と膣をぎゅーっとからだの中に絞り込むように絞めます
からだの余分な力を抜きます 肛門と膣をぎゅーっとからだの中に絞り込むように絞めます
そのままの力で5つ数えます 5つ数え終わったら完全に力を抜いて5つ以上休みます
そのままの力で5つ数えます
(力がゆるまないように気を付けます)
5つ数え終わったら完全に力を抜いて5つ以上休みます
再度、ぎゅーっと絞めて5つ数えます 完全にゆるめて5つ以上数えて休みます
再度、ぎゅーっと絞めて5つ数えます   完全にゆるめて5つ以上数えて休みます

こんな風に「絞めて…ゆるめて」と繰り返します。
8回絞めたら一度、休憩しましょう。

「絞めて…ゆるめて」の8回繰り返しを1セットとして、1日に数セット行います。多くても10セットくらいにして、そのかわり毎日続けてください。朝起きて1セット、朝ご飯の片づけで1セット、バスの待ち時間に1セットというように。