
泌尿器科・性病科は尿と性病に関連した病気を診断・治療します。
具体的にいうと腎臓、膀胱、それに性殖器です。
疾患としては前立腺肥大症、腎結石症、膀胱炎、尿道炎、前立腺炎、インポテンツ、尿失禁、夜尿症、男性不妊症、包茎など。
あまり知られていない病気をとりあげ、その症状や治療法を紹介いたします。
特に症状はないけどなにか尿道が痒い、おしっこがみょうに近い、ついつい遊びにいったので心配など性病に対してだれにも相談できず悩んでいる方が増えています(メールが急増!!)。当院では症状に応じ性病ドックともゆうべき検査をおこなっています。一部、保険適応外のものは自費ですが、予算にあわせご相談にのります。よろしければ御来院ください。
おしっこをした時に痛みを感じたり、尿道から膿がでたり、陰部に違和感を感じたりの症状を示します。放置すると男性は前立腺炎や副睾丸炎へ移行し、女性は子宮頸管炎や卵管炎となり不妊症の原因にもなります。最近は非淋菌性尿道炎、特にクラミジアが多くなってきています。クラミジアは無症状のこともあり(特に女性)、知らないうちに、パートナーに移しているいることがあります。また、性交しなくても口からも感染することもあります。いずれも1〜2週間の抗生物質内服で治癒する場合が多いのですが、淋病は、抗生物質を点滴や筋肉注射で投与しなければ治らない薬剤耐性の難治性のものがでてきており、難治化傾向にあります。自然に症状が軽快しても菌が残って慢性前立腺炎になることもありますのでいずれにせよ、おはやめに当院や近くの専門医に受診して下さい。
ペニスにできる無痛性のカリフラワー状のできものを尖圭コンジロームといいます。ウイルス感染でできるりっぱな性病です。痛くないものですから放置してしまいがちですが、どんどん増えていきます。塗り薬など治療薬が開発中ですが、現在のところ有効なものはなく手術による切除が唯一の治療法です。
あまり数が増えると麻酔の量も増え痛みも増します。進行すると陰茎癌の一因になったり、女性の場合、子宮癌の発生とも関係あるといわれています。数の少ないうちに勇気をだして切りましょう。
性病である尖圭コンジロームの切除術は、局所麻酔で行い、切除後、再発防止のため、電気メスで切除面を焼灼します。所要時間はできている数によって異なりますが、15分程度でしょう。費用は保険適応になりますので、3割負担の方で5000円前後です。
当院では平日の16時から手術を行っております。来院のうえ日程をご相談いたします。また、ご希望により術前に鎮痛用の座薬挿入などおこない苦痛のないように努めております。
その他、亀頭部のイボ取りや女性の外陰部のコンジローム切除も行っております。ご相談ください。
性器に赤いブツブツや水ぶくれ、潰瘍ができ、多くの場合、ピリピリとした痛みを伴います。
この性器ヘルペスは単純ヘルペスウイルスによって引き起こされる感染症で、一度、罹患すると下半身の神経節にとどまり、潜伏します。そして体調不良や感冒など体力低下時に再活性化され再発します。
また、この単純ヘルペス感染症は、性器や口唇部にできるのはよく知られていますが、体調を崩していたり、また糖尿病をもっていたりしていると、そのほかの部位にも発症します。
例えば、手掌のところに頑固な湿疹になってでたり、また、痛みを伴う臀部や大腿部に水疱状の湿疹ででたりします。
ヘルペスとわからず他院でステロイドを処方されていることもあります。
当院では抗ウイルス剤の内服や塗り薬を処方して治療しております。
現在、難治性の性器ヘルペスに対して薬の予防的長期投与が認められており、当院でもこの治療を推奨しています。
その他、再発予防のための生活上の注意などご指導しておりますので、御来院の上ご相談ください。
日本人男性の八割は包茎といわれています。このため、皮の部分にバイキンがつき炎症を起こすことがあります。特に淋菌やクラミジアではなく、いわゆる雑菌が原因のことが多々あります。清潔にして消毒しておけば治癒することもありますが、その場合でも菌は生息して、女性のおりものの原因となることがあります。少し包皮が腫れたり、亀頭部が赤くなったり、性器がかゆかったりするようなら危険信号です。受診すれば、菌を同定し、抗生物質の内服と塗り薬で二週間くらいで治癒します。放置してこじらせると包茎の手術が必要となります。気をつけて下さい。
さらに最近、難治性の包皮炎が多くなってきています。これはカンジダを中心とする真菌症を同時に発症したり、コンドームのゴムあるいは石鹸などの刺激(洗いすぎに注意)で皮膚が発赤したり、また軽度のアレルギーが混在したり、はたまたヘルペスを合併したり・・・。
いずれも1つの原因ではなく、複雑にいくつかの原因がからみあって、包皮炎を悪化させています。当院では単なる炎症でかたづけず、細菌培養、真菌培養、血液検査(アレルギーやヘルペスはもちろん、悪化要因の糖尿病や高脂血症などの精査など)を施行し、複数の原因を追究してひとつずつ治療していきます。難治の包皮炎でお困りの方、お待ちしております。
男性に比べ初期症状が少ないので放置されがちで難治化して受診するケースが増えています。おりものの量が増えたり、色が黄色や緑色になったり、臭いがきつかったりするようなら危険信号です。放置しておくと膀胱炎や子宮周囲炎、卵巣炎などへ移行します。菌を同定し抗生剤を内服、週2〜3回の膣洗浄を要します。こじらすとカンジダ症などを併発し、2〜3ヶ月治療しなければなりません。また、クラミジアはおりものの変化も少なく進行するので充分に注意してください。